令和6年4月24日の人口戦略会議の好評資料の地方自治体「持続可能性」分析レポートにおいて、全国1729自治体の持続可能分析結果について、東京都の檜原村と奥多摩町が消滅可能性都市のリストに入っていました。
檜原村は払沢の滝、神戸岩、たちばな家、東京都檜原都民の森、檜原温泉センター数馬の湯など観光スポットがあります。
奥多摩は氷川キャンプ場、日原鍾乳洞、奥多摩湖など自然豊かなスポットがあります。
そんな檜原村、奥多摩町が消滅可能性都市のリストに・・・?
2050年までに若い女性が50%以上減る自治体が消滅可能性自治体
持続可能性分析レポートを確認したところ、国立社会保障・人口問題研究所の「地域別将来推計人口」から算出し、2020年から2050年までの30年間で※若い女性が50%以上減る自治体を「消滅可能性自治体」と定義している。今回の人口戦略会議の推計では744自治体が消滅可能性自治体となったと記載されていました。
(※20~30代の女性)
有識者らで作る人口戦略会議は、24日、全体の4割に当たる744自治体で人口減少が深刻化し、将来消滅する可能性があると推計を発表。2050年までの30年間で子供を生む中心世代である若い女性が半減するとのことである。
また、令和5年の出生率は約75万人で過去最小になっています。
2050年の東京都檜原村の人口と若い女性の人口
2020年 檜原村の総人口 2003人 若い女性の人口 84人
2050年の封鎖人口 檜原村の総人口 953人 若い女性の人口 8.3%減 77人
(封鎖人口...人口の移動がなく出生と死亡だけで人口が変化すると仮定した推計)
2050年の移動想定人口 檜原村の総人口 1037人 若い女性の人口 58.3%減 35人
(移動想定...移動傾向が一定程度続くと仮定した推計)
おどろきだワン!
2050年の東京都奥多摩町の人口と若い女性の人口
2020年 奥多摩町の総人口 4750人 若い女性の人口 241人
2050年の封鎖人口 奥多摩町の総人口 2286人 若い女性の人口 24.5%減 182人
(封鎖人口...人口の移動がなく出生と死亡だけで人口が変化すると仮定した推計)
2050年の移動想定人口 奥多摩町の総人口 2659人 若い女性の人口 56.8%減 104人
(移動想定...移動傾向が一定程度続くと仮定した推計)
消滅可能性都市に歯止めを掛けることが必要!!
歯止めを掛ける対策として、
- 移住・定住の促進
- 地域の独自性の発揮
- 地域の関わりを持つ人材の育成
- 暮らす人々の安全・安心を持続的にしていく
- 産業振興・企業誘致
- 行政だけではなく民間との強力
- 人口減少のメカニズムを知り、理解すること
が求められて行くと思います。
まとめ
今回、東京都の2町村が消滅可能性都市のリストに入っていたため、記事を書かせていただきましたが、全国で744もの自治体が消滅可能性都市のリストに入っていることに驚きました。この記事を読んでいるみなさんの住んでいるところも、消滅可能性都市のリストに入っている可能性があり、対策が求められています。
私達が生まれ育った故郷が消滅しないためにも、何ができるのかを考えて行く必要があるのかもしれません。
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