令和６年４月２４日の人口戦略会議の好評資料の地方自治体「持続可能性」分析レポートにおいて、全国１７２９自治体の持続可能分析結果について、日光市等が消滅可能性都市のリストに入っていました。
日光市は徳川家康を祀る１６１７年建設の日光東照宮、華厳の滝、中禅寺湖など観光名称がありますが、その日光市が消滅可能性都市のリストに・・・！？
消滅可能都市とは、２０５０年までの３０年間に子供を生む若い女性が半減することです。人口戦略会議の2024年4月２４日発表、持続可能性分析レポートでは日光市は封鎖人口で約半減、移動可能人口では半減以下の人口となっていました。（※封鎖人口～人口の移動がなく出生と死亡だけで人口が変化すると仮定した推計 ※移動想定～移動傾向が一定程度続くと仮定した推計）
私も日光市には、何度も観光に訪れていますので、今後日光市には、なんとか対策を取っていただき、人口減少に歯止めをかけていただきたいものです。
日光市公式観光WEB
２０５０年までに若い女性が５０％以上減る自治体が消滅可能性自治体。
持続可能性分析レポートを確認したところ、国立社会保障・人口問題研究所の「地域別将来推計人口」から算出し、２０２０年から２０５０年までの３０年間で※若い女性が５０％以上減る自治体を「消滅可能性自治体」と定義している。今回の人口戦略会議の推計では７４４自治体が消滅可能性自治体となったと記載されていました。
（※２０～３０代の女性）
有識者らで作る人口戦略会議は、２４日、全体の４割に当たる７４４自治体で人口減少が深刻化し、将来消滅する可能性があると推計を発表。２０５０年までの３０年間で子供を生む中心世代である若い女性が半減するとのことである。
また、令和５年の出生率は約７５万人で過去最小になっています。
２０５０年の日光市の人口と若い女性の人口
持続可能性分析レポートの日光市を確認すると・・・・
２０２０年 日光市の総人口 77661人 若い女性の人口 6301人
２０５０年の封鎖人口 日光市の総人口 51087人 若い女性の人口 38.5％減 3847人
（封鎖人口．．．人口の移動がなく出生と死亡だけで人口が変化すると仮定した推計）
２０５０年の移動想定人口 日光市の総人口 43723人 若い女性の人口 59.4％減 2558人
（移動想定．．．移動傾向が一定程度続くと仮定した推計）
となっており、移動想定人口では２０５０年に約６０％減になっていました。
おどろきだワン！
日光市が消滅可能性都市に歯止めを掛けることが必要！
歯止めを掛ける対策として、
- 移住・定住の促進
- 地域の独自性の発揮
- 地域の関わりを持つ人材の育成
- 暮らす人々の安全・安心を持続的にしていく
- 産業振興・企業誘致
- 行政だけではなく民間との強力
- 人口減少のメカニズムを知り、理解すること
が求められて行くと思います。
栃木県内の消滅可能性自治体
日光市、矢板市、那須烏山市、益子町、茂木町、市貝町、塩谷町、那珂川町がリストアップされていました。
まとめ
今回、世界的に有名な観光地の日光市が消滅可能性都市のリストに入っていたため、日光市の記事を書かせていただきましたが、７４４もの自治体が消滅可能性都市のリストに入っていることに驚きました。この記事を読んでいるみなさんの住んでいるところも、消滅可能性都市のリストに入っている可能性があり、対策が求められています。
私達が生まれ育った故郷が消滅しないためにも、何ができるのかを考えて行く必要があるのかもしれません。
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